過払い金実例2|完済10年後でも139万円を回収?!

過払い金請求の実例 ケース2

ニュースで「過払い金」を知り、もしかして自分も過払い金請求ができるのでは?

お悩み(名古屋市在住・Nさん/40代・会社員)

お悩み(名古屋市在住・Nさん/40代・会社員)

「完済した借金にも過払い金があると知り、もしかして自分も…」──そんな不安からのご相談でした。
過去に複数の消費者金融から借入れをしていたNさん。最近のニュースやインターネットで「完済した借金にも過払い金が発生している可能性がある」と知り、当事務所へご相談いただきました。

ご本人のご不安
Nさんは最近完済した借入れについてはある程度覚えていらっしゃいましたが、10年以上前に完済した契約については「どこでいくら借りたか」「完済した時期」などがあいまいで、正確な記憶が残っていないとのことでした。

問題となるポイント

  1. 完済して何年も経過している借金にも、過払い金が発生している可能性はあるの?
  2. 昔の取引内容を覚えていなくても、過払い金請求の手続きはできるの?
  3. 消費者金融の会社名や契約時期があいまいでも、調査や回収は可能なの?
  4. 完済した借金についても、司法書士が代理で調べてくれる?
  5. 過払い金の有無を確認するには、何から始めればよいのか?

現状

借金及び財産の状況

借金

債権者 金額 取引期間
消費者金融 4社 0万円 4年~12年
信販会社 1社 0万円
合計 0万円

解決のご提案

Nさんのように、完済から年数が経過している場合でも、過払い金が発生している可能性は十分にあります。

そこで当事務所では、過払い金請求により過払い金を取り戻す方針をご提案いたしました。

ただし、過払い金には返済完了から10年で時効が成立するという制限があります。

この点をご説明したところ、Nさんご本人も「いつ完済したか、はっきり覚えていない」と不安なご様子でした。

そこで当事務所では、以下の対応を取りました。

  • すべての債権者に対して取引履歴の開示を請求し、正確な完済日を確認
  • 時効が成立していた場合は、手続き報酬の対象に含めないことを事前に明示し、安心してご依頼いただけるよう配慮

チェックポイント

  • 完済から年数が経っていても、過払い金が発生していれば取り戻せる可能性があります。
  • 過払い金は、完済後10年を経過すると時効で消滅します。
  • いつ完済したか曖昧な場合でも、調査により判明するケースが多数です。

手続きの結果

債権者 依頼時の残金 取引年数 手続きの結果
引き直し後の残高 支払方法 月々の返済額
消費者金融A社 0万円 4年 過払い金20万円 - 0円
消費者金融B社 0万円 12年 過払い金98万円 - 0円
消費者金融C社 0万円 4年 過払い金21万円 - 0円
消費者金融D社 0万円 6年 時効 - 0円
信販会社E社 0万円 7年 時効 - 0円
合計0万円 - 合計 過払い金約139万円 - 合計0円

残念ながら、Nさんの過去の借入れのうち2社については、完済から10年以上が経過していたため、過払い金請求の時効が成立しており、回収はできませんでした。

しかし、それ以外の債権者に対しては、時効前の取引であることが確認され、合計139万円の過払い金を取り戻すことができました。

その結果、手続き報酬を差し引いた後も、Nさんご本人に97万2,000円の返金を行うことができました。

完済から10年以上経過した借入があっても139万円を回収できた実例です。

手続きの期間と費用

手続き期間:
受任からの取引履歴開示まで約2か月,和解まで合計約5か月
費用:
当事務所報酬(着手金を除く):36万8千円(過払い金より一括払い)

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