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ケース3
任意整理するつもりが、生活状況が変化して・・・

依頼者様のお悩み

結婚を控えているため、借金が減っていかない状況では今後が非常に不安でした。

Sさん(名古屋市在住)の場合
 両親の生活費を賄うため借入れをしていたSさん。Sさん自身は特に借入れをする理由はありませんでしたが、Sさんの両親が生活苦から消費者金融で借入れをして多額の借金を負っていたため、両親の生活費を支払うために自身も消費者金融から借入れをしてしまったそうです
 Sさんは近々結婚をするため、妻になる方にいつまでも迷惑をかけたくないということと、自分としてもこの現状をなんとかしたいという気持ちからご相談にこられました。

現 状

借金及び財産の状況

借金 財産
消費者金融 8社 約350万円
信販会社 1社  約50万円
・家財道具
合計 約400万円 合計 約2万円

※家財道具の生活必需品(冷蔵庫・テレビなど)はそのまま残すことができます。(生活必需品でもローン中のものは手放さなければなりません。また、絵画や貴金属などをお持ちの場合には手放す必要がある場合もあります。)

月々の家計の状況

収入 支出
Sさんの収入 約22万円
奥様の収入 約20万円
生活費
(家賃、食費等) 約17万円
保険料・積立金等 約2万円
Sさんの借金返済 約10万円
合計 約42万円 借金の返済を除いた合計 約19万円
合計 約29万円

※月々の収入から借金の返済を除いた支出合計を引くと23万円となります。これが余剰金(月々の収入から返済に充てることができる金額の基準)です。

解決のご提案

当初は十分に返済が可能な状況でしたが、生活状況が大きく変化したため自己破産に切り替えました。
 債務整理の手続きをすることについては、奥様になられる方もご了承しており、支払いが終わるまでは生活費については奥様側で負担するとのことでしたので、Sさんの収入をすべて返済に充てることができる状態でした。したがって、ご本人のご希望に沿って任意整理の手続きを受任いたしました。
 しかし、受任してからまもなく、奥様が体調不良になりしばらく会社を休まれていました。さらにその後奥様が妊娠していることが発覚したため、生まれてくる子供のためにも大事をとって会社を辞めることになりました。
 奥様が会社を辞めてしまったため、月々の収入はSさんの収入約22万円だけとなってしまったこと、さらに、これから生まれてくる子供の出産費用や養育費もかかるようになるため、当初予定していた任意整理の手続きができなくなってしまい、自己破産の手続きに移行することとなりました

CHECK POINT!

選択の決め手

当初月々返済できるお金が23万円と十分返済可能でしたが、奥様の収入がなくなったこと

生まれてくる子供の出産費用・養育費負担が増えること

手続きの注意点

奥様が会社を辞めた理由を明らかにするため医師の診断書等を裁判所に提出する必要がある

手続きの結果と費用

手続きの結果

 受任してから家庭の事情により収入等が大きく変動しましたが、無事自己破産が認められました。
 手続き完了までの期間は、受任から自己破産の申立てまで5ヶ月、申立てから免責許可決定まで3ヶ月、合計8ヶ月間ですべての手続きが完了しました。
→自己破産の詳しい流れはこちら

手続き報酬(着手金除く)

費用 支払い方法
当事務所の報酬 39万円 申立時に一括払い

多重債務解決の実例

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代表司法書士  寺田 好克 (てらだ よしかつ)
司法書士登録番号 愛知第1243号
認定番号 第418022号

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