過払い金請求Q&A(11〜15)|司法書士【20年1500件超】が回答

「過払い金があるかもしれないけど、ブラックリストに載らないか不安…」「昔の借金で払いすぎていたかも」──
そんな疑問に、名古屋で20年以上・債務整理1,500件超の実績をもつ司法書士事務所LEGAL SQUARE(代表司法書士・寺田好克)が、全国対応・Zoom相談にも柔軟に対応し、丁寧にお答えします。

過払い金請求は、完済から10年以内なら請求できる可能性があり、信用情報に影響しないケースが大半です。実際に回収できた事例や、費用の心配がある方への対応についても、経験に基づきわかりやすく解説します。

「自分にも過払い金があるのか知りたい」「請求するか迷っている」──
そんな方は、まずは無料相談でご自身の状況を確認してみませんか。

電話・メール・Zoom(全国対応)・名古屋事務所での対面相談にて、あなたに最適な解決策をご案内します。

過払い金請求に関するQ&A 1~15

Q11

一部業者についてのみ過払い金が発生しており、他の債務が残ってしまう場合はどうしたらいいですか?

A

過払い金が発生している業者に対しては、和解交渉または訴訟により過払い金を回収します。取り戻したお金は、以下のような用途に充てることが可能です。

  • 他の借入先(残債がある業者)への返済原資として使用
  • 当事務所への報酬支払いに充当

借金が残る業者については、月々の分割払いができるよう交渉を行い、無理のない返済計画を目指します。

ただし、残っている借金の額が多く、返済が困難な場合には、自己破産や個人再生などの手続きを併用して解決を図るケースもあります。

状況別の対応一覧表

状況・ケース 対応方針 補足説明
一部の業者に
過払い金がある
和解または訴訟で回収し、
残債返済や報酬に充当
訴訟の場合は満額請求も可能。
費用もそこから控除可能
他の業者に債務が残る 月々分割払いの交渉を実施 収支に応じて返済プランを提案し、
和解成立を目指す
借金が多く返済が困難 自己破産や個人再生を検討 家計収支や生活状況に応じて
最適な手続きを選択

まとめ

  • 一部の業者だけに過払い金がある場合でも手続き可能
  • 回収した過払い金は他社への返済や報酬支払いに活用可能
  • 借金が多い場合には他の債務整理手続きとの併用も選択肢
Q12

保証人が付いているものについて過払い金請求をした場合、保証人に何か迷惑がかかることがありますか?

A

いいえ、過払い金請求を行っても、原則として保証人に迷惑がかかることはありません。

過払い金請求とは、すでに払い過ぎたお金を取り戻す手続きであり、新たに支払いを求めたり契約を打ち切るわけではないため、保証人が返済を求められることもありません。

ただし、念のため、保証人には過払い請求を行う旨を伝えておくと、後々のトラブルを避けるためにも望ましいです。

保証人への影響まとめ

項目 保証人への影響 補足説明
過払い金請求(完済済の借入) ✕ 影響なし 返済義務がないため、
保証人に通知も請求も行かない
過払い金請求(返済中の借入) △ 基本的に影響なし 過払い金額によっては債務がなくなるが、
契約の状況によって保証人に
通知が届く可能性あり
過払い金請求により契約終了 ✕ 保証人の責任は発生しない 契約終了=債務なしのため保証責任も消滅
保証人への事前連絡 ○ 推奨 手続きに対する誤解や不安を避けるため、
事前に説明しておくのが望ましい
Q13

過払いになっていることが分かるのはいつの時点ですか?

A

過払いになっているかどうかが判明するまでの期間は、通常ご依頼から約1ヶ月です。(債権者によってはそれ以上かかることもあります。)

司法書士などの専門家にご依頼いただくと、まず債権者に対して「受任通知」を送付し、その後、債権者から取引履歴が開示されます。

その履歴をもとに利息制限法に基づいて再計算を行い、その時点で過払い金の有無と金額が明らかになります。

過払い金の有無が判明するまでの流れ

手続きの流れ 期間の目安 補足説明
司法書士への依頼 即日〜数日 委任契約後、司法書士が債権者に「受任通知」
を発送
債権者から取引履歴の開示 約1週間〜1ヶ月 債権者によっては1ヶ月以上かかる場合もある
取引履歴に基づく引き直し計算(再計算) 1日〜数日 利息制限法に基づいて利息を再計算し、過払い金の
有無と金額を確認
合計期間 約1ヶ月前後(目安) 状況により短縮・延長されることがあります

まとめ

  • 過払い金の有無は 「引き直し計算後」 に初めて明確になります
  • 通常はご依頼から約1ヶ月で結果が判明(債権者によっては遅延あり)
  • 「受任通知」送付後、債権者が取引履歴を開示するのを待つ必要あり
  • 取引履歴が届いた後、利息の再計算によって過払いかどうかを判断
Q14

過払金が発生しているかどうかの調査だけお願いすることはできますか?

A

過払金の有無は、債権者から開示された「取引履歴」を利息制限法に基づいて再計算することで初めて判断できます。

当事務所では通常、債務整理手続きの一環として取引履歴の開示請求を行うため、「調査だけ」のご依頼は原則お受けしておりません。

ただし、ご本人がすでに債権者から取引履歴を取り寄せており、その履歴を当事務所にお持ちいただける場合には、債務整理手続きを前提とした過払金調査は可能です。

債務整理を実際に行うか迷っている場合も、まずは無料相談をご利用ください。(全国対応)

※なお、ご本人から取引履歴を開示請求する場合、開示までに1ヶ月以上かかることもありますのでご注意ください。

ご希望内容 対応可否 補足説明
過払金の調査だけを依頼(履歴なし) × 対応不可 取引履歴の取り寄せは債務整理手続きの一環
として行っており、調査のみの受付は不可
取引履歴をご本人が取得済みで調査を依頼 ○ 対応可能 債務整理を前提として、
履歴をご持参いただければ調査は可能
まずは相談だけしたい
(債務整理するか迷っている)
○ 対応可能 ご相談は無料です。
調査・手続きの必要性について丁寧に
ご案内いたします(全国対応)
ご本人が債権者に履歴開示請求を
行う場合の開示期間の目安
△ 要注意 開示までに1ヶ月以上かかる場合があります。
司法書士による開示請求より時間がかかる
傾向にあります

まとめ

  • 通常は 債務整理手続きの一環として過払金調査を実施
  • ご本人が取得済みの取引履歴があれば、調査のみの対応も可能
  • 債務整理を行うか悩んでいる段階でも、まずはご相談ください(無料相談、全国対応)
  • 自分で履歴を請求する場合、開示に時間がかかることがあります
Q15

私の保証人が完済した部分について、私が過払い請求することは可能ですか?

A

保証人が返済を行った場合、その返済分に関する債権は保証人に移転します(代位弁済)。

そのため、保証人が完済した部分については、本人単独で過払い請求を行うことはできません。

このようなケースでは、保証人の協力・同意が必要となり、原則として保証人ご本人と連名での請求手続きとなります。

保証人による返済に関する過払い請求の可否

状況 請求の可否 補足説明
自分が返済した分の
過払いを請求
○ 請求可能 本人が支払った分については
本人が過払い請求できます
保証人が返済した分の
過払いを自分が請求
× 請求不可 債権は保証人に移転するため、
本人のみでは請求できません
保証人と一緒に過払い
請求を行う場合
○ 請求可能 保証人と連名で手続きすれば、
保証人の返済分についても請求可能
保証人と連絡が取れない
・協力が得られない場合
△ 要確認・調整必要 保証人の意向が不明なままでは、
保証人分の過払い請求は困難となります

まとめ

  • 保証人が支払った分の過払い金は「保証人の権利」となります
  • 本人が単独でその部分を請求することはできません
  • 請求する場合は、保証人と一緒に手続きを行う必要があります
  • 保証人の協力が得られない場合は、請求範囲や手続き内容を調整する必要があります

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司法書士事務所LEGAL SQUAREでは、1,500件を超える債務整理の実績に基づき、債権者ごとの交渉ノウハウを熟知しています。
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